CSR・ESG
CSRの取り組み
CSR(企業の社会的責任:Corporate Social Responsibility)に関わる取り組みにあたっては、「ほくでんグループCSR行動憲章」を共有して、業務のあらゆる場面でCSRを意識した行動を実践していきます。
また、当社はCSR行動規範を実践していくとともに、実際の事業活動の中でCSRを展開していきます。
ESGの取り組み
CSR関連規範の実践と共に、低炭素・循環型社会の実現に向けて ESG(環境:Environment 社会:Social企業統治:Governance) の取り組みを展開し、SDGs の達成へ貢献していきます。
観点 | 主な取り組み | 関連するSDGs | |
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E [Environment] 環境 |
再生可能エネルギー導入拡大 |
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省エネルギーの推進 |
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環境負荷低減 |
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S [Social] 社会 |
地域信頼醸成 |
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電力・通信インフラ構築 |
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働きがいのある職場づくり |
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G [Governance] ガバナンス |
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- ZEB:
- (Net Zero Energy Building)先進的負荷抑制技術等で自然エネルギーを積極的に活用、高効率機器等により室内環境を維持し省エネ化を行い、再生エネ導入により年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物。
- EMS:
- エネルギー管理システム(Energy Management System)、電力使用量の可視化や節電の為の機器制御(電力消費側の制御)、発電機・蓄電池等の制御(電力生成側の制御)VPPリソースとしての機器制御を行う。
- VPP:
- 仮想発電所(Virtual Power Plant)。地域内の発電・蓄電・需要をあたかも1つの発電所のようにとりまとめて集中コントロールする仕組み。
環境への取り組み
当社は、持続可能な社会の実現に向け、地球環境の保全に積極的に取り組んでいきます。
環境方針
- 再生可能エネルギー及び省エネルギー設備の計画、設計、施工、保守を通じ、カーボンニュートラルに向けた社会の実現に貢献します。
- 事業活動における資源の消費抑制、再利用、リサイクル活動に取り組み、持続可能な循環型社会の形成に貢献します。
- 環境保全に関する法律、条例、規則及び協定等を遵守します。
- 環境保全のための目的・目標を設定するとともに見直しをはかり改善を進めます。
- 周辺地域との協調・共生をはかり、地域の一員として環境保全に努めます。
カーボンニュートラル実現に向けた目標設定と取り組み
当社は、カーボンニュートラルの実現に向け、以下のとおり目標を設定しています。
- 【目標年】
- 2030年度
- 【対象】
- 当社 Scope1、2※
- 【削減率】
- 2013年度対比 48%以上の削減
- 【具体的な取り組み】
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- ・ 一般車両のハイブリッド・EV化(工事用特殊車両は除く)
- ・ 社屋更新時の省エネルギー化へ向けた取り組み
- ・ 再生可能エネルギー由来の電力の購入
- Scope1:
- 企業自身が事業活動において直接排出する燃料(ガソリン、軽油など)から排出する温室効果ガスの排出量
- Scope2:
- 他社から供給される電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出
女性活躍推進への取り組み
当社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)および「次世代育成支援対策推進法」(次世代法)に基づき、男女ともに全従業員が活躍でき、仕事と家庭の両立ができる雇用環境の整備を行うため、行動計画を策定しています 。
計画期間
2021年4月1日~2026年3月31日
目標と取組み内容・
実施時期
目標1 女性の管理職(特別管理職)を3名以上にする
<実施時期・取組内容>
- 2021年4月~ 対象者となる女性労働者の外部セミナー等の育成研修への継続的参加
- 2022年4月~ 男女公正な昇級基準であるかを検証し、必要に応じた見直しを行う
女性特別管理職のロールモデルを策定し、社員に紹介
目標2 育児休業取得率について、女性を100%、男性を10%以上にする
<実施時期・取組内容>
- 2021年4月~ 現行の社内制度をわかりやすくした「ハンドブック」を作成し、社内周知を図る
- 2022年4月~ 管理職を対象とした研修に、部下が育児休業を取得した場合の支援の方法等の内容を織り込む
- 2023年4月~ 配偶者が出産した社員を対象として、育児休業取得の確認を行うしくみを策定する
目標3 全従業員の有給休暇取得率※を70%以上にする
<実施時期・取組内容>
- 2021年4月~ 休暇促進日の設定の継続
- 2022年4月~ 時間単位休暇制度の検討
関連データ
(2024年3月31日現在)
管理職に占める 女性の割合※1 |
男性の育児休業等 取得率※2 |
男女の賃金の差異 | ||
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全労働者 | うち正規雇用労働者 | うちパート・有期労働者 | ||
0.6% | 81% | 69.4% | 82.9% | 61.4% |
- ※1 管理職とは、課長級以上の役職を指す
- ※2 育児目的休暇の取得を含めた取得率
健康経営の取り組み
当社は、従業員の心身の健康が会社の持続的成長に不可欠な重要な経営資源の一つであると考えており、「健康経営宣言」および「健康経営推進体制」を策定・確立し、健康施策に積極的に取り組むことで、健康経営を推進し、従業員の健康保持・増進を図っています。
健康経営宣言
当社が、「優れた技術と誠意で、お客さまに選ばれ、信頼される総合設備企業として発展し、地域・社会に貢献する」というビジョンを達成するには、その担い手である従業員自らが高いモチベーションを持ち、持てる力を最大限に発揮して仕事を行う必要があります。
そのためには、従業員とその家族が、心身ともに健康であることが何よりも大切であり、そのことが人材の活性化や定着率の向上に繋がるとともに、企業の生産性や収益性の向上、ひいては持続的な成長にも繋がるものと考えます。
当社は、「安全と健康は全てに優先する」との強い決意のもと、「従業員一人ひとりの健康づくり」はもとより、「職場コミュニケーションの活性化」や「働きがいのある、魅力ある職場づくり」など、「健康経営」に向けたさらなる取り組みを推進することを宣言し、もって全ての従業員が心身ともに健康で、明るく、楽しく、元気よく働ける、活気ある会社を目指します。
2023年9月
北海電気工事株式会社
取締役社長 藪下 裕己
健康経営推進体制
健康経営推進体制については、人事労務部担当役員を「健康経営推進責任者」として任命し、人事労務部を事務局とする推進体制のもと、産業医や労働組合等と連携を図りながら、各種施策を展開・実施するとともに、取り組み内容等について、経営層へ定期的に報告しています。

健康づくりに向けた取り組み
産業保健スタッフによる全従業員への保健指導
- 全従業員に対し、保健師等が「個別の保健指導」を実施しています。
定期健康診断結果では、血圧・脂質など、食生活や運動などの生活習慣と深い関連があると思われる項目の有所見率が高い傾向にあり、生活習慣の改善に向けた細やかなアドバイスを行っています。 - また、一人ひとりの健康課題を踏まえ、産業保健スタッフと健康経営推進事務局(人事労務部)を中心に、組織・部門間の垣根を越えた横断的対応により、「心身ともに健康で、明るく、楽しく、元気よく働ける、活気ある」職場環境の向上につなげています。
健康づくり活動等の実施
- 健康づくりに対して関心が低い従業員の行動変容、職場での自主的健康づくりの定着を目指し、全従業員を対象に、毎年の年間活動として「北海スモールチェンジ活動」を実施しているほか、毎年9月から10月の2カ月間、運動強化月間のイベントとして「ウォーキングラリー」を実施するなど、健康意識を高める機会を提供しています。
健康づくりに関する教育
- 全従業員向けに健康知識の取得・活用力向上を目的としたeラーニングによる「ヘルスリテラシー教育」を実施しているほか、管理職向け「メンタルヘルスマネジメント研修」などの教育を定期的に実施しています。
主な取り組み(2023年度)
- 健康診断・精密検査(2次検査)の受診強化
- 特定保健指導の受診強化
- 主要事業所への産業医、保健師による保健指導、面談の実施
- 健康、メンタルヘルスに関する社外相談窓口の設置
- 勤務時間内「禁煙タイム」導入
- インフルエンザ予防接種の費用補助
- 長時間労働の削減・休暇取得の促進
従業員の健康実績データ
従業員健康実績データ(各種施策参加率・健診受診等)[143KB]
- 健康診断:受診率・健康診断結果(有所見率)・精密検査受診率
- 健康施策:ウォーキングラリー参加状況
- 健康教育:ヘルスリテラシー教育参加率
- ストレスチェック:受検率・集計結果など
- 労働関係:労働時間(残業時間)・休暇取得率・平均勤続年数・休職者の状況など
健康経営戦略マップ
健康経営戦略マップ[236KB]
(当社が、健康経営の取り組みで「解決したい経営上の課題」・「期待する効果」・「具体的な取り組み」の流れ)
健康経営の取り組みを、当社のビジョンである「優れた技術と誠意で、お客さまに選ばれ、信頼される総合設備企業として発展し、地域・社会に貢献する」ための重要基盤と位置づけ、ワークエンゲージメント、仕事の満足度などの改善を通じて、確かな事業基盤を築き、生産性と企業価値の向上を目指しています。
具体的には、経営課題を「離職・傷病休務・職場環境等に関連した生産性低下原因の改善」と定め、その改善状況を「生活習慣病リスク」、「アブセンティーイズム・プレゼンティーズム」、「ワークエンゲージメント」、「仕事の満足度」を確認指標として、全従業員が取り組める健康イベント、コミュニケーション行事の開催、禁煙奨励、休暇促進など様々な施策を通年で実施しています。
健康経営優良法人の認定
当社は、健康経営の取組みの成果として「健康経営優良法人 2025(大規模法人部門)」に認定されました。

人権尊重への取り組みについて
当社は、人権尊重への取り組みについて「ほくでんグループ人権方針」に基づき、従業員の人権に対する知識向上と理解促進を図り、人権擁護への取り組みを進めています。
ESGの具体的な活動内容
再生エネルギー事業の工事施工
道内における数多くの物件計画、設計、施工を行っています。(太陽発電設備、大型風力電気設備、バイオマス発電設備工事など)

㈱旭ダンケ様 日高冨川太陽光発電所

電源開発㈱様 瀬棚臨海風力発電所
社会インフラ施工や補助事業への参画
- 電力関連のインフラ設備整備工事の計画、設計、施工を行っています。
- 有事対応電力システム(BCP・マイクログリッド等)補助事業に参画。

一条大橋 添架電力ケーブル張替工事

電気自動車によるBCP対応
環境に配慮した活動
- 自社ビル稚内営業所新社屋は2023年11月にBELS評価(ZEB Ready)を取得しました。
- 自社ビル室蘭支店新社屋は2022年10月にBELS評価(ZEB Ready)を取得しました。
-
「北海道グリーン・ビズ認定制度"優良な取組"部門」および「ゼロカーボン・チャレンジャー」に認定されました。
災害復旧支援活動
- 道内外での大規模自然災害による復旧支援活動を行っています。(東日本大震災復旧、房総半島台風被害復旧など)

平成23年 東日本大震災支援

平成30年 北海道胆振東部地震災害復旧

令和元年 房総半島台風被害復旧
社会貢献活動
- 近隣地域の環境保全、清掃、地域貢献活動を積極的に実施しています。

白石区サイクリングロード 清掃活動

稚内港北防波堤 照明器具清掃活動

令和元年度北海道社会貢献賞(献血)受賞(北海道知事表彰)

北海道内7空港事業民営化への協力
レバンガ北海道とのスポンサー契約
当社は、プロバスケットボールチームであるレバンガ北海道と2021年6月1日にオフィシャルスポンサー契約を締結しました。お互いの強みを活かし、パートナーシップを組んで活動することでSDGs(エスディージーズ)に繋がる社会貢献活動に取り組んでいきます。
活動計画
- 選手によるバスケットボール教室の開催、高齢者施設などへの訪問を実施し、より多くの方にスポーツへ参加する機会を提供し、健康と福祉へのアプローチを行います。
- ホームゲーム会場や事業所などで排出されるペットボトルを回収し、循環型社会の実現に向けた活動を行います。
- 作業車などを利用した、全道地域の清掃活動を行います。実際の活動に選手が参加し、通常では手入れの難しい部分の清掃などを行っていきます。


活動の様子

ホームゲーム会場でのペットボトル回収

札幌市白石区菊水エリアの清掃活動